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【報告】沿岸漁民連がキンメフォーラムを開催

· 会員だより

全国沿岸漁民連絡協議会(JCFU)は10月30日、千葉・勝浦市の勝浦市文化芸術交流センター「キュステ」で、第5回食と漁の地域未来フォーラム「キンメの持続的漁業がつくる浜の未来」を開催しました。同協議会はFFPJの発足当初からの所属団体でもあることから、FFPJも後援団体として協賛しました。

現在、千葉県はキンメダイの漁獲量が日本一になっています。それには漁業者同士で話し合い、自主的に産卵期の休漁や操業の時間、漁具の仕掛けなど、徹底した規制を設け、みんなが実践してきた長い道のりがあります。特に勝浦沖で漁獲される上品で旨味がある脂が乗っているキンメダイは「外房つりきんめ鯛」として、千葉ブランド水産物に認定されています。

今回のフォーラムでは、キンメダイの資源管理の素晴らしさを全国に向けて発信するため、国連食糧農業機関(FAO)駐日連絡所の日比絵里子所長が『2022国連小規模漁業年』と食の未来」と題したビデオ講演をしたほか、地元の研究者や漁業者、漁協女性部員、消費者らが外房のキンメダイについて話題提供をし、登壇者全員が一同に会して「『外房つりきんめ』の持続的漁業と地域づくり」をテーマにパネル討論を行ないました。

参加された方々からは、「身近にいてもキンメ漁のことは知らなかった」、「漁民のみなさんの努力がよくわかった」、「SDGsやキンメ管理についてよくわかった」、「まわりの人や子供たちにも知らせていきたい」といった感想が寄せられています。また、一般参加者の中から抽選でキンメダイが当たるプレゼント企画は大好評でした。

なお、勝浦で開催すること、コロナ禍であること、衆議院選挙の前日であることなどから、関心があっても参加できなかった方々は、こちらのYouTubeのサイトをご覧ください。

フォーラムの案内チラシをご覧になりたい方はこちら

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