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持続可能な未来へ【家族農林漁業マガジン第7号】

· メルマガ,ニュース

メルマガ、持続可能な未来へ【家族農林漁業マガジン第7号】を発行しましたので、ご覧ください。

家族農林漁業プラットフォーム・ジャパン(FFPJ)とは

国連の呼びかけに呼応して、2019年6月に設立した市民団体です。国連「家族農業の10年」の行動計画を普及・啓発するため、国内における家族農林漁業を中心とした食料・農業・農村関連政策を提言し、国際社会が目指す「持続可能な社会の実現」に寄与する活動を行なっています。(FFPJはFamily Farming Platform Japanの略です)

メニューはこちらです。

  1. 連続講座第9回は12月17日 「原発処理汚染水を海洋に放出するな!—代替案「大深度地中貯留」の紹介—」 
  2. 11月の講座「スローフードと日本の水産流通」の記録もHPに掲載 
  3. 10月の講座「国連食料システムサミットと市民社会」の記録を掲載 
  4. 国連食料システムサミットに関するFFPJの声明を発表 
  5. 食品ロス・廃棄の削減に関する国際標準化規格の策定にむけた議論にFFPJが参加 
  6. 10月に「世界食料フォーラム」に参加した若者の体験記 
  7. 国内外で家族農業などに関するシンポ等が10月に開催されました 
  8. 国際社会の動きを追う ホームページ掲載記事から

◆ つながりカフェテリア さまざまな団体の情報から 

(1) 沿岸漁民連がキンメフォーラムを10月に開催 

(2) 日消連主催—オンライン連続講座「今だから知ってほしい 遺伝子組み換え・ゲノム編集食品の真実」 

(3) FFPJ前常務理事の大江正章さんを偲ぶ会で農業シンポ 

(4) アグリビジネス創出フェアin東海 

(5) We Feed The Planet Japan 2022(地球を想う、おいしい選択会議)

◎編集後記

1.連続講座第9回は12月17日 「原発処理汚染水を海洋に放出するな!—代替案「大深度地中貯留」の紹介—」

毎回好評の家族農林漁業プラットフォーム・ジャパン(FFPJ)のオンライン連続講座。第9回は12月17日(金)19時30分から「原発処理汚染水を海洋に放出するな!—代替案「大深度地中貯留」の紹介—」と題し、元石油資源開発株式会社に勤められ、その経験から、福島第1原発から出る処理汚染水を海洋へ放出しないで「大深度地中貯留」することを提案している中山一夫さんにお話を伺います。

汚染水の海洋放出は地域の漁業者に大きな被害を及ぼすものです。海洋放出ありきで邁進する政府と東電の計画にストップを掛けるため、考えましょう! 

参加ご希望の方は、下記の「講座参加申込」のフォームからお申し込みください。定員100人、参加費は無料。申し込み締切は12月14日(火)まで。申込者には講座の前日までにオンライン参加の案内をお送りいたします。 

FFPJ連続講座第9回

「原発処理汚染水を海洋に放出するな!—代替案「大深度地中貯留」の紹介—」 

日時:12月17日(金)19:30ー21:00

方法:オンライン(Zoom)

講師:中山一夫 (ジオリサーチ・ナカヤマ代表)

参加費:無料

参加人数:先着100名 

◎パネリストの詳しいプロフィールやお申し込み方法はこちらをご覧ください。 

ウェブサイトの下方に「参加お申し込み」(緑地に白抜き文字)とありますので、クリックしてお申し込みください。申込締切は12月14日(火)まで

2.11月の講座「スローフードと日本の水産流通」の記録もHPに掲載

11月19日に開いたFFPJオンライン連続講座第8回は「スローフードと日本の水産流通」と題し、FFPJ常務理事の齋藤融さん(日本スローフード協会 横浜・鎌倉支部会長/横浜丸魚(株)マーケティング部次長)がお話しました。

講座の記録(文書および録画)はこちらからご覧ください。

3.10月の講座「国連食料システムサミットと市民社会」の記録を掲載

10月28日に開いたFFPJオンライン連続講座「国連食料システムサミットと市民社会」は、関根佳恵・愛知学院大准教授(FFPJ常務理事)が9月23日に開催された国連食料システムサミットの背景と問題点をお話しました。

講座の記録(文書および録画)はこちらからご覧ください。

4.国連食料システムサミットに関するFFPJの声明を発表

グテーレス国連事務総長の呼びかけにより、9月23日、24日に第1回国連食料システムサミットが開催されました。同サミットでは、飢餓をゼロにし、気候危機や生物多様性喪失等の諸問題を解決するためには、食料システムを改革しなければならないという認識の下、各国首脳や閣僚、企業、科学者、市民団体等が解決策を話し合いました。

しかし、サミット声明では、重要なのは「金融」や「イノベーション」「貿易」であるとされています。FFPJは、これらより、「食料主権」「農地や種子への権利」「生態系と調和した伝統的な農法」を基盤とした食料システムだと考えます。こうした考えをこちらまとめました。

5.食品ロス・廃棄の削減に関する国際標準化規格の策定にむけた議論にFFPJが参加

持続可能な社会の構築にむけて、食品ロス・廃棄の削減が大きな課題になっています。この度、国際標準化機構ISOは、食品ロス・廃棄に関するISO規格を策定することになり、日本では一般財団法人日本規格協会(JSA)が農林水産省からの委託を受けて、2021年10月に「食品ロス・廃棄に関する国際標準化対応国内委員会」を設置しました。FFPJは小規模・家族農林漁業を推進する団体として、同委員会に参加することになりました。また、同委員会から日本代表としてISOの食品ロス・廃棄の削減の国際標準化規格を議論する委員会(TC34/SC20)にも参加します。

生産から消費にいたる食料システムのなかで、食品ロス・廃棄を削減していくことは重要ですが、同時にこうした規格から小規模・家族農林漁業者や中小零細規模の食品事業者等が排除されない仕組みをつくることも欠かせません。FFPJの会員・オブザーバーの皆様におかれましては、食品ロス・廃棄の削減に関するISO規格の策定について、現場の問題意識や実態、課題等について、FFPJ事務局と情報共有をよろしくお願いいたします。

6.10月に「世界食料フォーラム」に参加した若者の体験記

10月4〜5日にオンラインで開催された第1回世界食料フォーラム(World Food Forum)に、FFPJが団体として招待を受け、会員の若手農林漁業者が参加しました。参加した小川美農里さん、杵塚歩さん、天野圭介さん、田中秀幸さんの体験記を掲載しています。なお、小川さん、杵塚さん、天野さんは7月のFFPJオンライン・シンポジウム若手農林漁業者の提案!にも登壇しています。

各報告はこちらからご覧ください。

7.国内外で家族農業などに関するシンポ等が10月に開催されました

10月は国連の食料デーがあることから、国内外で家族農業や食料に関するシンポジウムなどが多数開催されています。FFPJに関係する催しについての報告をいくつかHPに掲載しています。こちらからご覧ください。

10月6〜7日、オンライン情報交換会、FFPJから池上・関根常務理事が参加

10月16日、オンライン、FFPJ会員団体の全国沿岸漁民連絡協議会代表が参加

10月18〜20日、オンライン、FFPJの関根常務理事が報告・発言

8.国際社会の動きを追う ホームページ掲載記事から

FFPJのホームページには、国際社会の動きを追うため、国連食糧農業機関(FAO)の「家族農業の知のプラットフォーム」から配信されたニュースレターをFFPJが独自に翻訳して掲載しています。世界中から家族農業に関する情報が集められています。最近の掲載文からいくつかご紹介します。原文も見られます。

◆つながりカフェテリア さまざまな団体の情報から

さまざまな団体の情報コーナーです。イベント予定などを掲載します。お問い合わせ等は各団体に直接お願いします。また、情報の提供も歓迎します。

(1) 沿岸漁民連がキンメフォーラムを10月に開催

全国沿岸漁民連絡協議会(JCFU)は10月30日、千葉・勝浦市の勝浦市文化芸術交流センターで、第5回食と漁の地域未来フォーラム「キンメの持続的漁業がつくる浜の未来」を開催しました。FFPJも後援団体として協賛しました。

報告と動画はこちら

(2) 日消連主催—オンライン連続講座

「今だから知ってほしい 遺伝子組み換え・ゲノム編集食品の真実」

【主催】日本消費者連盟・食の安全部会

【日時】全3回(2021年12月17日、2022年1月21日、2月18日)いずれも金曜日の14:00ー16:00

【開催方法】オンライン(Zoom)

【参加費】各回500円(事前振込み)申込み締切は各回開催日の2日前

次々に登場する遺伝子操作(ゲノム編集、遺伝子組み換え)食品の何が問題か、その表示はどうなっているか、メディアがほとんど取り上げない「遺伝子操作食品の真実」について詳しくお話しします。詳細はこちら

(3) FFPJ前常務理事の大江正章さんを偲ぶ会で農業シンポ

【主催】大江正章さんを偲ぶ会実行委員会

【日時】12月18日(土)13:00ー17:30

【開催方法】オンライン(Zoom) 

【参加費】無料

昨年12月に逝去されたFFPJ前常務理事の大江正章さん(ジャーナリスト・コモンズ代表)は農と食、地域、アジアとの関わりなど幅広いテーマで活動されてきました。「大江さんを偲ぶ会」では、「脱成長時代における農業・農村、都会とイナカ」などのセッションが開かれます。どなたも参加できます。事前申し込みはいりません。

詳細と参加リンクの案内はこちら 

(4) アグリビジネス創出フェアin東海

【主催】農林水産省 農林水産技術会議事務局 研究推進課産学連携室 

                NPO法人東海地域生物系先端技術研究会

【日時】2022年1月20日(木)ー26日(水)

【会場】AP名古屋8階 名古屋市 名駅IMAIビル

【参加費】無料

 

東海地区における産学の機関が有する、農林水産・食品分野などの最新の研究成果を展示やプレゼンテーションなどで分かりやすく紹介し、研究機関と事業者との連携を促す場として開催する技術交流展示会。詳細はこちら

 (5) We Feed The Planet Japan 2022(地球を想う、おいしい選択会議)

【主催】神戸市、(一社)日本スローフード協会

【日時】2022年2月26日(土)・27日(日)10:00ー17:00

【場所】デザイン・クリエイティブセンター神戸 KIITO 1階

    兵庫県神戸市中央区小野浜町1-4 https://kiito.jp/access/

【内容】みんなで作る円卓会議、ライブステージ、生産者や料理人の出店

    マーケット、TASTEワークショップ、あそべるまなべる展示など 

【参加費】無料

どうやってこの食のシステムを少しでも良いものにしていけるか、私達の世代が本格的に舵をとる前に、考え、行動する必要があります。食べるところから、ACTIONが起こせる機会をつくります。「おいしかった」で終わらない、「おいしい」を入口に気づくこと、動けることがある。地球のために、「おいしい」を入口に、わたしたちにできることを考え選択する。詳細はこちら 

◎編集後記

1945年10月16日に国連食糧農業機関(FAO)が設立されたことにちなんで、毎年10月16日は世界食料デーとなっています。そのためか、10月には国際的な食料・農業に関係する様々な催しが相次いで開かれました。なかなか日本のメディアではそうした動きが報じられていません。FFPJは独自にそうした情報を集めています。今回のメルマガにも多数掲載しました。どうぞご覧ください。

多くの方が読まれるメルマガに、故人の「偲ぶ会」の案内を載せるのはどうかと思いましたが、大江正章さんの「偲ぶ会」は一風変わっていて、農山村問題の研究者として知られる小田切徳美さん(明治大学教員)や相川陽一さん(長野大学教員)などが報告するシンポは聞きごたえのある内容になりそうです。お気軽にご参加ください。

すっかり定着したFFPJの連続講座ですが、12月17日はいま喫緊の問題となっている福島原発汚染水の処理について、画期的な方法が提案されます。海をこれ以上汚すなという漁民の切実な声が聞こえます。ぜひご参加を。

今回のメルマガは盛り沢山になりました。次号は1月下旬に発行予定。(市)

発行

家族農林漁業プラットフォーム・ジャパン 事務局

〒173-0025 東京都板橋区熊野町47-11 2F 農民運動全国連合会気付

Tel: 03-5966-2224 Fax: 03-5966-2226

▼ このメルマガに関するご意見・ご要望、または、転載を希望する場合は、上記の電子メールなどでお問い合わせをお願いします。