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2023年6月に『農業法研究 58号―持続可能な食と農のシステムを問う―』(農文協、2023年)が出版されました。本書は、2022年11月に松山大学で開催された日本農業法学会の大会シンポジウムの内容を収録したものです。FFPJの関根佳恵常務理事は同シンポジウムに登壇し、本書の第4章「持続可能な農と食への展望――アグロエコロジーと小規模・家族農業に注目して」の執筆を担当しています。詳しくは、こちらをぜひご覧ください。
概要
みどりの食料システム戦略の推進、食料・農業・農村基本法の見直しがすすんでいる。いずれも焦点は食と農の持続性。こうしたなか、本書は、食と農をつなぐ制度をどのように考えるべきか、どのような制度設計が必要かを検討する。
そもそも食料システムとは何か、近年拡大する農産物の電子商取引の状況と課題、食と農のグローバル・金融化の問題、アグロエコロジー、小規模・家族農業から持続可能で公正な農と食のシステムへの転換の可能性など、本質的かつ今日的な話題を取り上げる。