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持続可能な未来へ【家族農林漁業マガジン第21号】

· メルマガ

FFPJメルマガ=持続可能な未来へ【家族農林漁業マガジン第21号】を2024年4月26日に発行しました。

家族農林漁業プラットフォーム・ジャパン(FFPJ)とは

国連の呼びかけに呼応して、2019年6月に設立した市民団体です。国連「家族農業の10年」の行動計画を普及・啓発するため、国内における家族農林漁業を中心とした食料・農業・農村関連政策を提言し、国際社会が目指す「持続可能な社会の実現」に寄与する活動を行なっています。(FFPJはFamily Farming Platform Japanの略です)

メニューはこちらです。

1. 5月26日にFFPJの第7回総会とパネルディスカッション「家族農業の地力を強化し、未来を切り拓く」

2.3月14日に「食料・農業・農村基本法」の改正に対する集会を開催 「現場の声をもっと聞いて!」 農家や消費者が要求

3.2月16日のオンライン講座「陸上養殖は漁業と農山村を救うか?」の記録を掲載

4.PARC自由学校で「コモンズとしての食—食べ続けるための思想と実践」 FFPJ常務理事も講師に 受講者募集中

◆ つながりカフェテリア さまざまな団体の情報から

(1)中山間地域フォーラム研究会 「食料・農業・農村基本法の改正と農村政策のあり方」

(2)都市・農村共生社会創造シンポジウム 「農業・農村の将来ビジョンをエネルギー自給戦略から考える」

(3)日本消費者連盟 食の未来を考える連続講座

(4)日本有機農業研究会 第13回 有機農業市民セミナー 「有機で大豆をつくろう!」

(5)地球のしごと大学 自伐型林業学部関東校 受講者募集

◎編集後記

1.5月26日にFFPJの第7回総会とパネルディスカッション「家族農業の地力を強化し、未来を切り拓く」

家族農林漁業プラットフォーム・ジャパン(FFPJ)は、5月26日(日)13:30〜16:00に第7回総会を開催します。総会は2部構成で、第1部はパネルディスカッションとして、「家族農業の地力を強化し、未来を切り拓く」をテーマに、若手や中堅の農家がパネリストとなり、家族農業の強みをさらに磨き上げ、弱みを好機に変えて新しい発展に結びつけるヒントを考えようと討論をします。パネルディスカッションはどなたも参加できますので、多くの方に呼びかけをしてください。

第1部:パネルディスカッション 13:30ー14:50

【パネリスト】

 玉山ともよさん(有機農家、兵庫県)

 藏光俊輔さん(柑橘、梅農家、和歌山県)

 斎藤博嗣さん(自然農法の実践者、茨城県、FFPJ常務理事)

第2部はFFPJ総会 15:00ー16:00

今年度の活動の進め方などを議論し、決定します。こちらの参加はFFPJの会員・オブザーバーに限ります。会員・オブザーバーの方のご参加をお願いします。もし、欠席される場合は、議長(村上真平代表)などへの委任をしていただくようお願いします(登録フォームで選択できます)。

※参加申し込みはこちらから

 申し込みフォーム:https://forms.gle/qGy2RrHgnfTryXaF7

※第1部、第2部ともに上記フォームで一緒に申し込みができます

2.3月14日に「食料・農業・農村基本法」の改正に対する集会を開催 「現場の声をもっと聞いて!」 農家や消費者が要求

家族農林漁業プラットフォーム・ジャパン(FFPJ)は、今通常国会で審議されている「食料・農業・農村基本法」改正案の問題点を明らかにし、小規模・家族農業が豊かになる改正の方向を考えようと、3月14日に衆議院議員会館で集会を開きました。参加者は会議室、オンライン合わせて120人でした。第1部で、FFPJ常務理事で近畿大学名誉教授の池上甲一さんが「新基本法論議に向けたFFPJの提言」と題して講演。第2部では、会場・オンライン参加の皆さんからご発言いただき、意見交換しました。集会の最後に今後の行動計画について確認しました。

集会の記録(文書及び動画)はこちらから↓

集会での各地の農業者や消費者の発言ダイジェストはこちら(約12分)

FFPJが提案する「今後の行動計画」はこちら

3.2月16日のオンライン講座「陸上養殖は漁業と農山村を救うか?」の記録を掲載

FFPJ連続講座第28回は2月16日に「陸上養殖は漁業と農山村を救うか?」を開催しました。講師は鹿児島大学水産学部教授の佐野雅昭さん。乱獲による水産資源の減少や地球温暖化による漁獲量の減少などで、いま注目される魚の陸上養殖の問題点や、持続可能な漁業のあり方について語りました。

講座の講演記録と録画は下記からご覧ください。

4.PARC自由学校で「コモンズとしての食—食べ続けるための思想と実践」 FFPJ常務理事も講師に 受講者募集中

市民団体のアジア太平洋資料センター(PARC)は、毎年、市民向けの講座「自由学校」を開催しています。今年の講座の一つ「コモンズとしての食——食べ続けるための思想と実践」では、FFPJの常務理事の関根佳恵さん(愛知学院大学経済学部教授)や松平尚也さん(農業ジャーナリスト/龍谷大学兼任講師/AMネット代表理事)もhttps://www.1971joaa.org (問合せメールあり)講師を務められます。6月〜10月の間の木曜日の19:00ー21:00にオンライン(Zoom)で全8回行われます。初回は6月20日。現在受講者を募集しています。

講座の詳細と受講申し込みはこちら

「自由学校」全体の案内はこちら

◆つながりカフェテリア さまざまな団体の情報から

さまざまな団体の情報コーナーです。イベント予定などを掲載します。お問い合わせ等は各団体に直接お願いします。また、情報の提供も歓迎します。

 

(1)中山間地域フォーラム研究会「食料・農業・農村基本法の改正と農村政策のあり方」

【主催】 中山間地域フォーラム

【日時】 4月30日(火)19:30ー21:10

【講師】 図司直也法政大学教授(農林水産省中山間地域等直接支払制度に

     関する第三者委員会委員長)

【方式】 オンライン(Zoom)

【参加費 無料

食料・農業・農村基本法改正案で、農業政策と車の両輪である「農村政策」はどのような内容になっているでしょうか。それを検証し、国民全体の視点から今後の農村政策のあり方について議論します。

*詳細はこちら⇒ https://www.chusankan-f.org/

(2)都市・農村共生社会創造シンポジウム「農業・農村の将来ビジョンをエネルギー自給戦略から考える」

【主催】 全国町村会

【日時】 5月10日(金)13:30ー17:20

【場所】 全国町村会館2Fホール(東京都千代田区永田町1-11-35)

【内容】 第1部:農業・農村のエネルギー自給戦略はなぜ必要か

     第2部:エネルギー自給農業にどう取り組むか

     グループディスカッション

     第3部:全体ディスカッション

【参加費】 無料(定員150名)

農村地域には、太陽光や小水力、バイオマスなど、多くの再生可能エネルギーが賦存していますが、その利活用は不十分なままです。農業・農村におけるエネルギー自給の必要性や、営農型太陽光発電などの取り組み事例から、農業・農村の将来ビジョンを探ります。

*詳細はこちら

(3)日本消費者連盟 食の未来を考える連続講座

【主催】 日本消費者連盟、遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン

▼第5回「酪農を通じて目指す生消連携〜生産から消費までのバリューチェーンを〜」

 5月17日(金)14:00〜16:00

 鎌谷一也さん(みんなの牧場代表取締役会長)

▼第6回「小規模農家が食と農を支える〜世界の潮流“アグロエコロジー”とは〜」

 7月19日(金)14:00ー16:00

 藤原麻子さん(農民運動全国連合会事務局長)

【開催方法】オンライン(Zoom)

【参加費】 各回500円

「食べものとは何なのか、どうあるべきか」、食の未来について考える連続講座。生産者または生産者に近い立場の専門家から話を伺い、消費者に何ができるかを一緒に考えます。

*詳細はこちら

(4)日本有機農業研究会 第13回 有機農業市民セミナー「有機で大豆をつくろう!」

【主催】 日本有機農業研究会

【日時】 5月23日(木)18:00ー20:00

【報告】 林重孝さん(千葉県佐倉市)、魚住道郎さん(茨城県石岡市)、

     布施大樹さん(茨城県常陸太田市)

【方式】 オンライン(Zoom)

【参加費】 無料(寄付歓迎)

大豆栽培で酷暑の夏を有機農業ではどう育てるか。知恵と経験を出し合います。

*詳細はこちら⇒  https://www.1971joaa.org (問合せメールあり)

*申込みはこちら⇒  https://forms.gle/ThERRuL6sQFvtz9LA

(5)地球のしごと大学 自伐型林業学部関東校 受講者募集

【主催】 NPO法人地球のしごと大學

【期間】 6月1日ー12月17日

【会場】 自動ドア技術学院(埼玉県飯能市大字中藤下郷字並木294ー3)

【内容】 *講座 ・チェーンソー作業講習、・バックホーの操作練習

     ・山林の見方、作業道敷設、・伐木造材、集材搬出、原木センター見学

     ・自伐林業の最新動向、個別経営アドバイスなど

     *講師  中嶋健造さん(自伐型林業推進協会理事長)ほか自伐林家等

【受講費】 単発(11,000円)ー連続7講座(137,500円)

自伐型林業に関する基本的な現場知識と現場技術について学び、実践していくための視座を身に付けることができます。全国各地で広がっている自伐型林業をじっくりたっぷり学んでいきましょう。

*詳細はこちら

◎編集後記

大地震に見舞われた石川県輪島と並んで、朝市で有名な千葉県勝浦の漁港を先日訪ねました。高級魚のキンメダイ漁が盛んな地で、50年以上前から様々なルールを作り「取りすぎない漁業」に取り組んでいます。その結果、全国的に魚が少なくなったと言われる中で、安定した漁獲が続き、2018年からは日本一になりました。しかし、政府は漁業法を改正。ここを拠点とする「千葉県沿岸小型漁船漁業協同組合」の酒井光弘組合長は「大型の企業型船に有利な仕組みになった。漁船のトン数規制もなくなった。努力した俺たちが損をする」と憤っていました。大規模化・企業化一辺倒なのは農業も漁業も同じです。そうした中でも、家族農業の良さ、大切さを考えようと、FFPJは5月26日にパネルディスカッション「家族農業の地力を強化し、未来を切り拓く」を開きます。地域で頑張る若手中心のトークです。ぜひ、ご参加ください。(市)

[発行]家族農林漁業プラットフォーム・ジャパン 事務局

    〒〒173-0025 東京都板橋区熊野町47-11 2F

      農民運動全国連合会気付

      電話 03-5966-2224

      メール info@ffpj.org

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上記の電話またはホームページのお問い合わせからお願いします。