FFPJ第37回オンライン講座は「『有機JAS』で重イオンビーム放射線育種は認められる
のか?!」と題して4月18日(金)19:30〜21:00に開催します。講師は、FFPJ副代表の久保田裕子さん(日本有機農業研究会副理事長)です。秋田県は、これまで供給してきた従来品種の「あきたこまち」の種もみを2025年産米からすべて重イオンビーム利用放射線育種由来の新品種「あきたこまちR」に切り替える計画を実施しています。農水省は「あきたこまちR」は有機JAS認証を取得できると昨年7月に公表しました。講座では、自然の摂理から逸脱して人為的に遺伝子を改変させる重イオンビーム放射線育種の問題について考えます。参加をご希望の方は、下方にある「参加申し込み」ボタンを押して必要事項を記入してお申し込みください。
講座概要
「有機JAS」の基準は、日本の有機農業の水準を決める最低減の要件です。世界貿易機関(WTO)に加盟する日本は、コーデックス委員会の有機的生産等のガイドライン(1999年)と整合性をとることが必要。このガイドラインは世界の有機農業の連帯の場であるIFOAM-Organics Internationalの共通有機目的と基準とも整合性がとられています。そうした有機農業の原則では、人為的に放射線を種子に照射して突然変異を誘発させ、それを新品種の開発に使う技術をそもそも認めていません。重イオンビーム利用の放射線育種由来の「あきたこまちR」の問題も考えます。
タイトル:「有機JAS」で重イオンビーム放射線育種は認められるのか?!
日時:4月18日(金) 19:30~21:00
申し込み締め切り:4月16日(水)
開催方法:オンライン(Zoom)
定員:100人
参加費:無料
講師:久保田裕子さん
家族農林漁業プラットフォーム・ジャパン副代表、日本有機農業研究会副理事長、元国学院大学経済学部教授(消費経済学)

お申し込みいただいたメールアドレス宛に、講座の前日までにオンライン参加のためのZoomURLを送信いたします。
講座にはFFPJの会員・オブザーバー以外の方もお申し込みいただけます。参加費は無料ですが、活動にご賛同いただけるようでしたら、この機会に、会員(個人会員の年会費:1口1,000円)になっていただきますようお願いします。