持続可能な未来へ【家族農林漁業マガジン第23号】を2024年8月13日に発行しました。
家族農林漁業プラットフォーム・ジャパン(FFPJ)とは
国連の呼びかけに呼応して、2019年6月に設立した市民団体です。国連「家族農業の10年」の行動計画を普及・啓発するため、国内における家族農林漁業を中心とした食料・農業・農村関連政策を提言し、国際社会が目指す「持続可能な社会の実現」に寄与する活動を行なっています。(FFPJはFamily Farming Platform Japanの略です)
メニューはこちらです。
1.FFPJオンライン連続講座 「編著者と語るシリーズ」第3回は8月23日に『ほんとうのエコシステムってなに?』林業編
2.「編著者と語るシリーズ」 第4回は9月20日に漁業編
3.6月21日のオンライン講座「ほんとうのサステナビリティってなに?」の記録を掲載
4.「地域の伝統文化・農家の手づくり漬物を守ろう」 日本有機農業研究会 夏のシンポジウム 9月6日に開催
5.ドキュメンタリー映画「しあわせな日々」 日本語版・英語字幕版のご紹介
◆ つながりカフェテリア さまざまな団体の情報から
(1)展示会「第26回・ジャパン・インターナショナル・シーフードショー」
(2)第35回日本環境教育学会大会自主課題研究(座談会)
(3)自伐型林業 モデル林見学会(岩手県宮古市)
(4)みどりGXラボ 第2回セミナー 「有機農業のこれから」
◎編集後記
1.FFPJオンライン連続講座 「編著者と語るシリーズ」第3回は8月23日に『ほんとうのエコシステムってなに?』林業編
家族農林漁業プラットフォーム・ジャパン(FFPJ)が毎月開いているオンライン講座は、6月から「編著者と語るシリーズ」を行っています。これは、最近FFPJの理事などが出版した、農林漁業関連の著作を、編著者が内容を紹介しながら、その背景なども考えるものです。
第1回から4回までは、2023年に農文協から刊行された『テーマで探求 世界の食・農林漁業・環境』(全3巻)を取り上げています。このシリーズはFFPJの企画事業として発行されたものです。中高校生から読んでもらえる内容で、農林漁業や環境、平和、SDGsなどを、研究者、農家、市民運動家、学生、新聞記者など幅広い執筆者によって書かれています。
シリーズの第3回は8月23日に『ほんとうのエコシステムってなに?』から林業編を取り上げ、世界の森とわたしたちの暮らしの関係、木材だけでない森林からの恵み、防災とのつながり、森の豊かさと生物多様性の関係、自伐型林業など家族経営による小さな林業の可能性などに焦点を当て、パネルディスカッション形式で持続的な森づくりについて考えます。
タイトル:編著者と語るシリーズ第3弾 持続可能な森づくりってなに?(『ほんとうのエコシステムってなに?』林業編)
日時:8月23日(金)19:30ー21:00
パネリスト:佐藤宣子さん(九州大学大学院農学研究院教授)、
齋藤暖生さん(東京大学大学院農学生命科学研究科附属演習林樹芸研究所所長)
上垣喜寛さん(FFPJ副代表、自伐型林業推進協会事務局長)
開催方法:オンライン
定員:100人
参加費:無料
申し込み締め切り:8月21日(水)
講師の詳しいプロフィールやお申し込み方法は以下のFFPJのウェブサイトをご覧ください。
ウェブサイトの下方に「参加お申し込み」(緑地に白抜き文字)とありますので、クリックしてお申し込みください
2.「編著者と語るシリーズ」 第4回は9月20日に漁業編
「編著者と語るシリーズ」の第4回は9月20日に『ほんとうのエコシステムってなに?』から漁業編を取り上げます。ご案内は9月上旬頃にFFPJのホームページに掲載します。引き続き、ご参加ください。
「編著者と語るシリーズ」 第4回
日時 9月20日(金)19:30ー21:00
内容 第3巻『ほんとうのエコシステムってなに?』から漁業編
登壇者 二平章(全国沿岸漁民連事務局長、FFPJ副代表)、川島卓( 21世紀の水産を考える会 )、漁業編執筆者(交渉中)
3.6月21日のオンライン講座「ほんとうのサステナビリティってなに?」の記録を掲載
FFPJ連続講座第30回は、「編著者と語るシリーズ」第1弾として、「ほんとうのサステナビリティってなに?」を6月21日に開催しました。最初に全体のコンセプトについて池上甲一さん(FFPJ常務理事、近畿大学名誉教授)が解説。続いて、パネルディスカッションの司会を関根佳恵さん(FFPJ常務理事、愛知学院大学教授)が務め、久保田裕子さん(FFPJ副代表、日本有機農業研究会副理事長)、宇田篤弘さん(FFPJ常務理事、紀ノ川農協組合長)と話し合いました。
講座の記録(文章および動画)は下記からご覧ください。
4.「地域の伝統文化・農家の手づくり漬物を守ろう」日本有機農業研究会 夏のシンポジウム 9月6日に開催
いま、各地の直売所などで小さな農家の手づくり漬物が消えています。改正食品衛生法に基づく許可制度への移行に伴う施設要件等が一律に適用されることで、これを契機に辞めざるを得なくなった農家が続出しているのです。地域の伝統に根ざした農と食の文化である手づくり漬物をこのまま消滅させてよいのでしょうか。農と食の伝統文化・漬物文化を守ることの意味を多方面から捉え直し、これからのあり方を考えるシンポジウムが、日本有機農業研究会の主催で9月6日に、オンラインも併用して開かれます。FFPJも協力しています。ぜひ、ご参加ください。
日時:9月6日(金) 15:30ー17:30
場所:衆議院第2議員会館会議室(東京都千代田区永田町)※オンラインも併用
参加費:無料 (カンパ歓迎)
講師:福原圧史さん(島根・「食と農・かきのきむら企業組合」)
司会・コメンテーター 安田節子さん(食政策センター・ビジョン21)
この他、厚生労働省の担当者などを予定
詳しくはこちら
お申し込みはこちら https://forms.gle/o94nsPvVAoxrhpUR7
問合せ先 NPO法人 日本有機農業研究会
電話 03−6265−0148 Fax 03-6265-0149
5.ドキュメンタリー映画「しあわせな日々」日本語版・英語字幕版のご紹介
神奈川県小田原市の農家を中心に、「家族農業」という生き方を反映したドキュメンタリー映画「しあわせな日々」(岡田照男監督、アサヒヴィジュアルワークス製作、後援:小田原市、おだわら環境志民ネットワーク)をYouTubeで視聴することができます。岡田監督が、小規模な有機農業『家族農』と共にある暮らしを10年間に亘って、神奈川県小田原・秦野・二宮、奈良県五條の農家に求め、映したものです。日本語版(1時間51分)、英語字幕版(1時間23分)があります。
*詳細はこちら⇒ https://www.ffpj.org/blog/20240726
日本語版は下記からご覧ください。
英語版は下記からご覧ください。
◆ つながりカフェテリア さまざまな団体の情報から
さまざまな団体の情報コーナーです。イベント予定などを掲載します。お問い合わせ等は各団体に直接お願いします。また、情報の提供も歓迎します。
(1)展示会「第26回・ジャパン・インターナショナル・シーフードショー」
【主催】(一社)大日本水産会
【日時】8月21日(水)ー23日(金) 10:00〜17:00 最終日は16:00まで
【会場】東京国際展示場 “東京ビッグサイト” 東館5・6ホール
【参加費】無料(案内状もしくは来場WEB事前登録証持参が必要)
1999年の第1回開催以来、国内唯一の"水産見本市"として、日本全国から水産・食品バイヤー、水産関係者を広く誘致して開催。また同時開催の各種イベントにおいて、新鮮な情報を提供しております。
*詳細はこちら⇒ https://seafoodshow-japan.com/tokyo/
(2)第35回日本環境教育学会大会自主課題研究(座談会)
【主催】日本環境教育学会
【日時】9月1日(日)15:30−17:30
【会場】千葉県流山市「江戸川大学」
【参加費】無料
【内容】趣旨説明 木俣美樹男(自然文化誌研究会/植物と人々の博物館研究員)
全体対話 斎藤博嗣(一反百姓じねん道・FFPJ常務理事)ほか
*詳細はこちら⇩
(3)自伐型林業 モデル林見学会(岩手県宮古市)
【開催者】主催:宮古市、協力:自伐型林業推進協会
【日時】 9月1日(日)13;00ー15;30
【服装・持ち物】ヘルメット、長袖、長靴、飲み物、雨具(雨天の場合)
【集合場所】 重茂漁協3階会議室(岩手県宮古市重茂第1地割37番地の1)
【参加費】無料
宮古市では2021年度から自伐型林業の担い手の育成に取り組んで来ました。昨年度より重茂地区の山林で、自伐型林業が目指す森づくりを行っています。今回の見学会では、山林を歩きながら、「自伐型林業による森づくり」について解説していただく予定です。どなたでも大歓迎です。
(4)みどりGXラボ 第2回セミナー 「有機農業のこれから」
【主催】日本農業新聞「みどりGXラボ」
【日時】9月25日(水)13:30ー16:00
【開催方法】オンライン:Zoomウェビナー
【内容】
(1)基調講演(有機農業の意義、有機農産物の市場動向など)三好智子さん(国際有機農業運動連盟(IFOAM)世界理事)
(2)事例報告(JAの有機農業への取り組みなどについて)秋山豊さん(JA常陸組合長)
(3)質疑応答・討議
【参加費】 無料:ご参加には、みどりGXラボへの入会が必要です。
※みどりGXラボは、日本農業新聞が主催するコンソーシアムで参加費は無料。
有機農産物の市場は国際的に拡大し、国内でも「みどりの食料システム戦略」などを機に、有機学校給食やオーガニックビレッジなどの取り組みが増えています。日本の有機農産物市場は今後どうなるのか、講演や産地の事例から探ります。
◎編集後記
8月は戦争や原爆の悲惨さと向き合う月でもあります。79年前に広島、長崎に投下された原爆。その原料となったのウラン採掘鉱山があるニューメキシコ州に住む先住民のナバホの皆さんは、鉱山廃棄物によって健康を損ない、地下水を汚染されたりしました。そのナバホから2人が来日され、「原水禁世界大会」に参加されました。原爆や原発に使われるウランによって、何世代にわたって築いてきた地域や文化が壊されてきたかを淡々と話されました。「この土地は将来の世代から借りているもの。だから守りたい」という言葉が心に残りました。そして、日本でも、開発などで農民や漁民が土地を追われたり、環境が汚染されたことがたくさんあったことを思い起こしました。
暑い日々が続きますが、お元気にお過ごしください。(市)
[発行]家族農林漁業プラットフォーム・ジャパン 事務局
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